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【 Uncle Straps 】Black Bay 54 のストラップを変えてみた【レビュー】

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Uncle Straps Black Bay 54 レビュー
Tudor Black Bay 54 (Ref: M79000N-0001)


Tudor のBlack Bay 54 を使い始めて1年が経過しました。
込み上げる衝動に突き動かされ購入した腕時計でしたが、蜜月関係は未だ冷めやらず、公私共にヘビロテしまくっています。
横径37mmのサイズ感と主張しすぎないデザインで、悪目立ちすることなく色々な場面で非常に使い易いんですよね。

ただ、時々、「もう少し華が欲しい」と思う瞬間も。
ビンテージライクで渋い雰囲気が魅力なBlack Bay 54ですが、もう少しだけキラッとさせたい場面も出てくることに気づいたのです。

そんなことをぼんやり考えながら日々を過ごしていたところ、今年のWatches & Wondersにて発表されたTudorの新作が私に一つの啓示を与えてくれました。

それがこれ↓。

M7941A1A0NU-0003
引用:https://www.tudorwatch.com


モノクロームのBlack Bayに5連ブレスの組み合わせ。
これを見た瞬間に、「この組み合わせはBlack Bay 54にも絶対似合う!」と心の中で雄叫びが。

いてもたってもいられなくなり、社外品で何か良いストラップがないか物色。
もとい、物色というより、前々から気になっていたストラップブランドの「 Uncle Straps 」にピンポイントで狙いを定め、Black Bay 54用の代替ストラップがないかチェックしました。

ありました、ドンピシャな商品が。

もちろん、迷わずポチっ。


今日は、Black Bay 54のブレスレットを、Uncle Strapsの5連ブレスレットに変えたお話を書いていこうと思います。
Uncle Straps はBlack Bay 54だけでなく、Black Bay 58などのTudorの他のモデルはもとより、Seiko、Rolex、Omega、Longinesなど人気ブランド向けのブレスレットも数多くラインナップされています。

今回の記事が、Black Bay 54をお使いの方はもちろん、それ以外でもお手持ちの愛機のブレスレットを変えて楽しみたい方の参考になれば幸いです。

Uncle Straps とは?

Uncle Straps は、替えのブレスレットを手がけるアメリカの家族経営のメーカー。
創業者の”Uncle Seiko”ことLarry氏は、その昔、Seikoのベルマチックというモデルをプレゼントされたことをきっかけに、腕時計愛好家になったそう。
ただ、愛好家となってSeikoの腕時計が増えていく中で、ブレスレットやストラップにはしばしば納得がいかないこともあったようで、「ならば自分でSeiko用のブレスレットを作っちゃおう」、と立ち上げたのがこのUncle Strapsです。

Uncle SeikoのLarry氏のブランドだけあり、Seikoの腕時計向けのラインナップは、対応モデルやバリエーションも非常に多く、氏のSeiko愛というか、熱量がバシバシ伝わってきます。

そのハンパない熱量で見てるこちらがSeikoの腕時計買っちゃおうかなと思ってしまいます。


Larry氏の販売哲学は非常にシンプルで、自身が製品の着用感が気に入らなければ、自分の名を冠する製品にはしないと。

腕時計に限らずですが、愛好家が自分のために始めたブランドって、信頼できる気がします。
もちろん商売ではあるのですが、その根底には愛好家としてのこだわりや情熱、愛があるので、良質な製品が多いのではないでしょうか。
少なくとも私はUncle Strapsにはそうした作り手の姿勢を感じ取ったため、実物を手にとって見ることのできないオンラインショッピングでも購入に至る決心ができました。

商品レビュー

では、早速商品を見ていきたいと思います。

開封〜付属品

まずは外装から。
Fedexで届いた小包の包装を開けて出てきたのがこちら。

Uncle Straps 包装


The Simple。

ロゴもデザインも何もない黄色い紙製の包装。

これをサクッと開けると、中身はこちら。

Uncle Straps 付属品


ブレスレットの入っている袋や「」の文字が入ったステッカーの背景の波模様、どことなく和のテイストを感じませんか?
富嶽三十六景の波みたいなイメージ。

オメガ スピードマスターのダイアルに模したステッカーも遊び心を感じます。

Uncle Straps ステッカー

ブランドのネームカード(?)も。

Uncle Straps カード


ストラップはこちら。

Uncle Straps ブレスレット包装

めちゃくちゃシンプルな包装なので、若干傷など心配にはなりますが、ストラップ自体は保護シールで守られているので、通常の配達であれば傷などが付くことなないでしょう。

Uncle Straps 中身

Uncle Strapsで現在販売されているBlack Bay 54用の5連ブレスレットには、クラスプ(バックル)のあり・なしで二種類あるのですが、私はクラスプなしの方を選びました。

選んだのはこちらの商品。


理由は、TudorオリジナルのT-Fitクラスプを使いたかったから
コマ調整なし、工具なしで簡単にブレスレットの長さ調整ができる、この神機構を替えのブレスレットでも使えるなんて素敵すぎる!

なお、私は中央のリンクがポリッシュのタイプを選びましたが、オールサテン仕上げの製品と2種類用意されています。

付け替え作業

Uncle Straps 付け替え

では、早速Black Bay54のストラップを着せ替えていきたいと思います。

まずは純正のブレスレットをケースから外します。

Uncle Straps ケースから外す


次に、今回は純正のクラスプをUncle Strapsのブレスレットに付け替えるので、クラスプをブレスレットから外します。

Uncle Straps バックル部分

Tudorロゴの入ったダブルロックのパーツは、ねじ式ではないので、細い棒で簡単に外すことができます。

Uncle Straps Tudor Black Bay 54 クラスプ
こう見るとけっこう小傷が付いているなぁ・・


バックル取り外し完了!

次に新たに装着するブレスレット側の準備です。
まずはエンドリンクをブレスレットに装着します。

Uncle Straps エンドリンク

エンドリンクを含むブレスレットはステンレス316Lの無垢材。
作りはしっかりしてますね。

ちなみにエンドリンクはいわゆるメス型
細かい部分ですが、エンドリンク部分のコマも動くので、オス型より手首にフィットしやすく、メス型を好む方も多いようです。

エンドリンクをブレスレットに装着したら、あとはケースにつけるだけ。

サクッと完了です。

Uncle Straps 装着

腕時計のブレスレット交換って、やり始める前までは細かい作業が多くて大変そうなイメージでしたが、いざ自分でやってみると大した作業じゃないので、気軽に付け替えることができるようになりました。


最後はクラスプをつけて、ブレスレットの長さを自分の腕周りに合うようにコマ調整をして出来上がり。

Uncle Straps サイズ調整
長っ!

ブレスレットのコマ調整をすると毎度思うのが、「この余ったコマにも俺は金払ってるんだよな・・」という貧乏根性。
私のような細腕タイプの人って、使わないコマもけっこう出てきてしまいますが、使わない分だけ値段下がったりしたら嬉しいのにな、と・・(泣)

コマはピン式。
ここはネジピンにしてほしかったかなぁ。

腕時計全体の外観、雰囲気

ブレスレットの長さ調整を終えて、いざ腕に装着!

Uncle Straps 装着

うん、良い!
元々Black Bay新作でイメージができていたので、違和感もなし。

Black Bay 54が持つビンテージライクなデザイン、雰囲気と5連ブレスレットの組み合わせは、お互いに良さを打ち消し合う要素もなく絶妙にマッチしているのではないでしょうか。

気持ちも上がって、日光に当てた装着写真を撮ってみたくなり、お外にレッツゴー!

Uncle Straps 外で
Uncle Straps サイド

ブレスレットはラグ幅20mmから16mmまでテーパードしています。
元々のオリジナルブレスレットにはないエレガンスが出ますね。

Uncle Straps T-Fit クラスプ

Tudor純正のT-Fitクラスプが使えるので、フィット感の調整はめちゃくちゃラク!
ブランドの推しポイントはしっかり押さえていて、痒いところに手が届く配慮ですね。

1ヶ月使用してみた装着感

装着感って、実際に生活する上で使ってみないと意外と細かい部分はわからないものですよね。
初めて腕に乗せた瞬間は、気持ちも舞い上がってたりして冷静に考えられなかったりするので。

なので、今回は1ヶ月ほど実生活で使ってみてからレビューを書こうと思い、購入してからほぼ毎日Black Bay 54を装着し、その装着感を確かめてみました。

結論、買って良かった。

Uncle Straps Black Bay 54

装着感で違和感を感じることもなく、付け心地は至って良好。
コマのエッジがけっこうシャープなので、付けていて痛くなったりしないか、少し心配ではあったのですが杞憂に終わりました。

3連ブレスより5連ブレスの方がコマ同士のピッチも短く、また、左右への動きも幾分大きいので腕の動きに合わせてブレスレットもしなやかに動いてくれます。

見た目もオリジナルのブレスレットにはない、多少の煌びやかさが加わることで、腕時計全体にドレッシーな華やかさがプラスされて、私的には望んだ通りの雰囲気になりました。
かといって、ギラついた感じは受けないし、Black Bay 54の持ち味であるビンテージライクな渋さも損なってはいないと思います。
ちょうど良い塩梅にバランスよくまとまった感じ。

T-Fitクラスプをそのまま使えるというのも、非常に使い勝手良いです。Uncle Strapsのクラスプの装着感はわからないので比較はできませんが、TudorのT-Fitクラスプとストラップの重量バランスも特に文句もなく快適です。

いやぁ、良い買い物しました。悔いなしです。

まとめ

いかがだったでしょうか?InstagramでUncle Strapsを知り、その評判の良さから前々から気になっていたのですが、実物を見られないこともあり購入には二の足を踏んでいました。
そんな悶々とした日々を過ごしている中、Tudorが2024年新作として発表した、5連ブレスのモノクロームのBlack Bayのかっこよさにノックダウン。手持ちの54に5連ブレスをつけることを決意し、思い切って気になるUncle Strapsの商品を購入してみました。

結果として、Black Bay 54にいささかの華やかさを加味してくれて、思い描いたイメージにピッタリの雰囲気を出すことができました。
新しい腕時計を買わなくても、ブレスレットを交換するだけで新鮮な気持ちになれるし、ワクワクできるので、散財防止にも役立ちますね。

Uncle Strapsは、世界で人気なだけあり、クオリティは高く、コストパフォーマンスの良いブランドだと思うので、もしご興味ある方は一度お試しいただいても損はないかもしれません。特にSeikoの腕時計をお持ちの方は、選べるバリエーションも非常に多いので一見の価値ありかと思います。

お手持ちの愛機のブレスレットを変えれば、新しい腕時計を買うようなドキドキ、ワクワクを味わえるとともに、今までとは違った魅力を再発見して、より一層愛着が深まるかもしれませんよ。

Uncle Straps 全体

スペック

  • ラグ幅〜クラスプ時点の幅: 20mm 〜16mm
  • 長さ: 175mm
  • 調整後の最短長さ: 120mm
  • 厚み: 3.5mm
  • 重量: 59 g
  • 仕上げ: サテンとポリッシュのコンビ、 もしくは 、オールサテン仕上げ
  • バネ棒直径: 1.8mm
  • エンドリンク: ステンレススチール316Lの無垢材
  • 調整: 7 コマ取り外し可能、ピン式
  • 素材: ステンレススチール316L

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