オリエントのカマスを使い始めてしばらく経ち、購入したての”あばたもえくぼ”状態が消えていくとともに、少しづつ気になる部分が出始めました。
不満、とまではいかないまでも、気になりだすと看過できなくなってきたカマスの”あばた”。
それは、ブレスレットのエンドピースの噛み合わせの甘さ。
そこで、前々からSNSなどで気になっていた、Strapcodeにて販売されているブランド「MiLTAT」のブレスレットに変えてみることに。
その後、数ヶ月間、同ブレスレットを装着して使用感を確かめてみたので、レビューしてみたいと思います。
お使いの腕時計のブレスレットを変えてみたい方、社外品でクオリティの高いブレスレットをお探しの方に、ぜひ読んでいただければと思います。
【オリエント カマスのレビューはこちら↓↓】
ブレスレット変更理由
エンドピースとケースの隙間
オリエントのカマスは、シャープでいながら暖かみも感じるデザインが魅力の私のお気に入りの腕時計。
ですが、上述のように、ブレスレットとエンドピースとケースとの噛み合わせが甘く、微妙に隙間が生じています。
1ミリにも満たない微小な隙間ですが、気づいてしまった後は、もう、ふとした瞬間に目についてしまう・・・
チープなシャカシャ音
フラッシュフィットのわずかな隙間だけなら、そこまで気にならなかったかもしれません。
この隙間に気を取られてしまう大きな原因が、エンドピースとラグがぶつかることで生じるシャカシャカ音。
どうにも安っぽい・・・
エンドピースがステンレス無垢ではなく中空となっているので、発する音も重厚感ゼロで軽いのです。
私は夜寝る直前にベッドに入るまで、家の中でも腕時計をしています。
例えば就寝前など、ほぼ無音な環境の中で腕につけたカマスに目をやるその瞬間、この音が聞こえるとどうにも気になる・・・
というか、気持ちが萎える・・
外出時などの周囲の音量が大きい場合は気にならないのですが、せっかくならいつも気分が上がる腕時計にしたいものです。
Strapcodeについて
レビューの前に簡単にStrapcode自体のご説明を。
Strapcodeは2005年に設立された、腕時計ストラップ・ブレスレットを中心とした腕時計関連アイテムのオンラインストア。
所在は香港となります。
HPはこちら→ https://www.strapcode.com
私が購入したMiLTATを初め、Taikonaut、Crafter Blueなど高品質な腕時計のストラップやブレスレットを販売しています。
日本だとタイコノートジャパンとしてオンラインストアでも販売されています。
ただし、サイト運営会社名はタイコノートとは別の名称ですので、販売代理のような形式をとっているものと思われます。
ワールドワイドシッピングにも対応しており、東南アジア在住の私はStrapcodeから直接購入しました。
注文からわずか数日で商品が手元に届き、その対応の速さには驚かされましたね。
商品レビュー
では、商品自体のレビューをしていきたいと思います。
今回私が選んだのは、ロレックスのジュビリーブレスレット風の5連リンクのブレスレット。
商品名:22mm Super-J Louis JUB Watch Band
インスタグラムなどでカマスとジュビリー風ブレスレットの組み合わせを目にし、カッコよかったので真似してみました。
エンドピースの噛み合わせ
まず、一番気になっていたエンドピースの噛み合わせ。
完璧です。
ラグとの間に隙間なくフィットし、グラつきやシャカシャカとした音もしません。
というか隙間がないので音がしない。無音です。
エンドピースは無垢のステンレススティール。
裏から見てもチープな感じがせず、造りの良さが伝わる出来栄えです。
ピッタリとサイズが合っており遊びがないので、ブレスレット交換の際は少々手こずりました。それくらい工作精度が高い。
しなやかな装着感
外側の大きいコマ二つはブラッシュ仕上げ、中央の小さい3コマはポリッシュ仕上げの5連ブレスレットとなっています。
ブレスレットのコマも全て316Lステンレススティールの無垢材が使われているので、高級感もしっかりと感じられます。
無垢のステンレスなので決して軽いわけではありませんが、しなやかにコマ同士が動くので、付け心地は非常に良好。
コマのエッジ部分は比較的シャープですが、肌に触れる部分に痛みを感じるようなことは一切ありません。
ラグからバックルにかけて22ミリから18ミリまでテーパードしていくため、見た目も洗練された雰囲気を持ち、ドレッシーさもプラスされますね。
バックルの剛性感
バックルはダイバーズウォッチによくあるダブルロック式。
カマスのオリジナルバックルも同じくダブルロック式ですが、作りはStrapcodeの方が良いですね。
加工精度もよく、剛性感を感じるしっかりとした締め心地。
「バチッッ!」とクラスプが閉じる音が耳に心地よく響きます。
また、長さ調整の穴が6個もあるので、お好みのフィット感になるよう細かい微調整が可能です。
ネジ式のリンク
コマの連結はネジ式。
細かいところかもしれませんが、ネジ式の方が堅牢性も増すでしょうし、ピンが抜けてしまうリスクも相当に軽減されるので、安心感の面でも満足度の高い作りとなっています。
カマスのケースデザインとの相性は百点満点ではない、かも?
これは個人の好みに左右される部分ではありますが、カマスのケースの面構えや雰囲気との相性は、やはりオリジナルブレスレットの方が優れているように感じます。
ジュビリー風の5連ブレスレットと回転ベゼル付きのカマスのケースデザイン、「ロレックスのGMTマスター2みたいだな」と、ブレスレット変更当初は少し心躍っていました。
が、しばらく使っていくうちに、何かが若干の違和感も。
レトロで暖かみあるダイアル、鋭いエッジのない柔和な印象のケースの形状、ツール色の強いアルミ製のベゼルなど、カマスのケースが持つ特徴と、ブレスレットの放つ洗練されたシャープな雰囲気が、ちょっと噛み合ってない感じがするのです。
ケースの仕上げがもう少しパリッとした高級感があれば、バッチリだったかも知れません。
もちろん、全然似合っていないということではなく、この組み合わせもとてもカッコいいと思っています。
100点満点の最適解ではないかも知れませんが、96点くらい高得点です。
次は Strapcode の3連ブレスも!
Strapcodeのブレスレットは非常にクオリティが高く、腕時計のブレスレット交換を検討されている方には、ぜひ一度手に取ってみていただきたいですね。
同社のラインナップには、オリエントの他にも、セイコー、オーデマピゲ、オメガ、IWC、パネライ等々、様々なブランド向けのブレスレットが用意されています。
特にセイコー向けのラインナップが充実しています。
また、特定のモデル専用に作られているブレスレットも多々あるので、買ったはいいが微妙にフィットしない・・などの問題はほとんどないと思います。
私はStrapcodeのブレスレットのクオリティに非常に満足しております。
次は、オリジナルブレスレットにデザイン的に非常に近い、同社の3連ブレスレットを買ってみようかなと考えています。
見た目としてはオリジナルとほとんど変わらなくなりそうですが、ケースの持つ雰囲気とのデザイン上の親和性は5連ブレスよりも高そうな予感。
ブランド純正ブレスレットを取っ替え引っ替えするのは、金銭的に高額になりがちです。
また、そもそも欲しいデザインがない場合もあリます。
その点、Strapcodeの製品ならば、比較的安価に、かつ、素材やデザインも多種多様なブレスレットを選べるので、コストパフォーマンス良く腕時計ライフを楽しめそうです。
カマスだけでなく、他の腕時計でも色々試していこうと思います!
【おまけ画像〜到着時梱包】
梱包はしっかりと傷がつかないよう配慮されていました。
【バネ棒外し↓↓】