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【 海外モデル 】オリエント マコ40 ネイビー 開封レビュー 【RA-AC0Q02L 】

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オリエント マコ40 Ref: RA-AC0Q02L
オリエント マコ40
Ref: RA-AC0Q02L

オリエント マコ40 の海外モデル、ネイビーダイアルのRA-AC0Q02Lを入手しました。

今回は自分での購入ではなく、妻からプレゼントしてもらいました。
デンマークの マイクロブランド Nordic Marine Instruments"を購入(過去記事)する以前、オリエント マコ40をほぼ買う寸前まで私の気持ちが爆上がりしていたことを妻が覚えており、バレンタインデーにプレゼントしてくれました。ちょうど彼女が海外に行っていたので、バレンタインに合わせて買ってきてくれました。まったくありがたい話です。

RA-AC0Q02Lのネイビーは、なぜか海外向けのみにカラー展開されているモデルで日本の店舗では販売されていません。2/14にエプソンはマコ40の新色発売の発表を行いましたが、その中にもネイビーはありませんでした。新たに加えられたのはラベンダーとライラックの2色。ライラックの方は、先に海外では販売されていましたが。。。

オリエント マコ40 ライラック
海外モデルのライラックダイアル 。海外では革ベルト仕様。
Ref: RA-AC0Q07V


ライラックは以下記事でも取り上げているので、ご参考にしていただければと思います。


日本でもネイビーを販売すれば良いのに、と思いますね。人気になるのは間違いない気がします。エプソンさん、いかがでしょうか?

話が少々脱線しましたが、今回は入手した マコ40 ネイビーの開封レビューをお届けいたします。
試着レビューの記事と被る部分もあるかと思いますが、写真多めに掲載しますので、試着では見切れない部分までご紹介できれば幸いです。

いざ、開封

さっそく外箱から見ていきたいと思います。

外箱についてはいつものオリエントの箱。シンプルでコンパクト。
モノトーンの色使いがかっこいいですね。

オリエント マコ40 外箱
コンパクトな外箱。黒とシルバーのモノトーンの色使いがかっこいい。


もったいぶることもないので、さくっと開封。

オリエント マコ40 開封


光の加減では黒にしか見えないですね。。。

これもほとんど黒に見えますね・・


付属品は磨き用クロスと取り扱い説明書。
クロスは黒地の布にシルバー色でロゴマークとORIENTの文字がプリントされており、外箱同様に落ち着きがあってかっこいいです。

個人的には腕時計のダイアルに描かれるロゴマークも、このシルバー一色でもクールな感じがでて良い気もします。

オリエント マコ40 付属品
オリエント マコ40 クロス
オリエントのロゴマークが好きです。

マコ40 外観・デザイン

オリエント マコ40のデザインコンセプトは、“コンパクト”、“シンプル”、“ライト(軽快感)”
従来のマコシリーズの中心サイズであった横径41.8mmから、横径39.9mmに小型化されています。それに伴い、もともと短めだったラグからラグまでの長さも若干短くなり、46.5mmに。

腕の細めな男性はもちろん、女性でも使いやすいサイズ感になりました。パートナーとのシェアウォッチとして使っても良さそうです。

オリエント マコ40 ダイアル


ネイビーの色味は日陰や室内などの光量が少ない場面では、ほとんど黒にしか見えません。夜明け間際の空の色のような、非常に深い色味のネイビーです。
手持ちのカマスグリーンを見ていても思うのですが、オリエントのダイアルの色使いは非常にセンスが良いですね。絶妙な色味を使って文字盤にオリジナリティを与えています。


また、過去のマコシリーズとデザイン面で大きく変更されたのがベゼル。
従来はいわゆるダイバーズウォッチの基本に忠実な、色付きのアルミ製ベゼルでしたが、マコ40は色なしのステンレススチール製ベゼルに変更されました。ロレックスのエクスプローラーⅡのような、フィールドウォッチ感が強いですね。
全体的にステンレスチールのシルバー色中心になったことで、従来のマコシリーズよりもシンプルな面持ちになりました。

回転ベゼルのクリック数はしっかり120。道具としての信頼感のおける硬めの操作感で、誤作動などの心配はなさそう。クリック音は控えめ。

ベゼルがケースと同じくステンレススチール製に。


加えて、リューズガードもなくなりシルエットもシンプルに
今まで以上に色々なファッションにも合わせやすく、様々な場面で使用できるようになったのではないでしょうか。

なお、リューズガードはなくなりましたが、ねじ込みリューズなのは変わらずです。

オリエント マコ40 リューズ
リューズガードがなくなり、よりシンプルな面持ちに。


ケース、ブレスレットともに前面は全てサテン仕上げ、側面はポリッシュ仕上げになっています。
ですが、ケースのエッジ部分や、ベゼルの最外周部分はポリッシュ仕上げとなっているので、立体感はしっかり出ています。ケースのエッジは、手持ちのオリエント カマスと比較しても、少しブラッシュアップされて”角が立っている”ように見受けられます。

オリエント マコ40 ケースエッジ
ケースのエッジ部分が少しシャープになった。

【参考】カマスのケースエッジ



ケースの厚みは12.8mm。20気圧防水を備えていることを考えれば、妥当な厚みかと思います。着用していても厚みは気になりませんね。


バックルは汎用バックル。ダブルロック機能付きで、ちょっと固めなカッチリとした感触でブレスレットをロックできます。
バックルには微調整穴が4つあります。フィット感の調整がしやすく重宝します。

オリエント マコ40 バックル
固めの操作感でバチっとロックされる。



ケースサイズの小型化に伴い、ラグ幅も従来の22mmから20mmへ変更されています。
ラグから伸びるブレスレットは、テーパードせずまっすぐにバックルまでつながっていきます。肌との接地面積が広いので、手首にしっかりとしたホールド感を感じますね。


なお、ブレスレットはピン式の擬似3連。この点は従来のモデルと変わらず。
コマも手首に沿うようにゆるやかにカーブしており、細かい配慮はさすがですね。




ケースバックも従来と変わらず二頭のイルカがあしらわれています。
ちなみに、このイルカをその昔誰かがサメと勘違いしたことから、マオリ語でサメを意味する”マコ”というペットネームが誕生したと言われています。



長針・短針はペンシル型。時刻を表す先端の山折れ部分( ^ の部分)、長辺と角度を変えてあり、光の当たり具合でキラキラと輝きます。針の仕上げはカマスよりもぐっと良くなっていると感じます。

オリエント マコ40 針


ちなみに、カマスでは防水性能は”Water Resist”とダイアルに記載されていましたが、マコ40では”Water Resistant”に変更されています。英語的にもこちらの方がしっくりきますね。
防水性能は20気圧。(*ISO規格に準拠したダイバーズウオッチではありません。)


夜光はバッチリ明るく、グリーンに発色します。オメガのプラネットオーシャンと比較しても、蓄光直後の比較ではほとんんど明るさに差はないように見えました。

良好な着用感

オリエント マコ40 着用


着用感は良好です。写真だと大きく見えますが、肉眼で見た場合はコンパクトな見た目で腕乗りも良いです。腕を動かした際に、若干の重心の腰高感は感じるのですが、20mmストレートのブレスレットのおかげもあり、手首の上で動き回ってしまうようなことはありません。


真上から見るとこんな感じです。

オリエント マコ40 真上


斜め前から。
向かい合って誰かとテーブルについたりすると、相手にはこういうアングルで見える瞬間も多いでしょうね。


自分側から見るとこんな感じです。

オリエント カマス 、 マコ40 比較

同じオリエント マコシリーズの腕時計 通称”カマス”(Ref: RA-AA0004E)と比較してみました。

カマスのケースサイズは41.8mm、ラグからラグまで46.8mm、厚さは12.8mmです。
厚みはマコ40と同じですね。



ケースサイズは約2mmの違いですが、サイズ感はだいぶ変わりますね。

デザインにおいても、カマスの方が回転ベゼルのギザギザ感が強かったり、長針・短針が鋭く尖っていたりで、全体的に無骨で荒々しい雰囲気が出ています。

回転ベゼルも比べるとやはり印象が異なりますね。分表示の目盛りが、カマスは60分すべてに1分刻みで目盛りが振られているのに対し、マコ40は15分までは1分刻みで表示されていますが、それ以降は10分ごとの数字と5分刻みのバーのみ。

マコ40の方がソフトな雰囲気で、着用者の性別や使用シーンはより汎用性がありそうです。

マコ40 改善希望点は・・・

デザイン良し、スペック高し、それでいて価格は良心的。文句のつけようがないとは思います。
ですが、改善されたら一ファンとしてさらに嬉しいと思うポイントを、2点ほど挙げさせていただきます。

ラグと弓カンの隙間

試着時も気になったのラグと弓カン接続具合。
ピッタリはまっておらず、1mmにも満たないですが若干の隙間がありバネ棒が少し見えてしまいます。カシャカシャと音がするほどではありませんが、細かいことに目がいく性分なので、ふと腕時計を見た際に隙間からバネ棒がチラッと見えるのが気になってしまいます。

着用者の目線からだと、意外とラグ部分って見る頻度が高いんですよね。腕を返して真上から時計を見ることよりも、6時側のラグ越しにダイアルを斜めに見る頻度の方が多いのではないでしょうか。そのため、見る頻度に比例して気になる瞬間も増える。ケースデザインがかっこいい分、余計に目がついてしまいもったいないかなと思います。

オリエント マコ40 弓カン
ラグと弓カンの隙間が気になる。


長針が若干短い

これも瑣末な話かもしれませんが、長針がわずかに分目盛りに届いていません。あと1mmほど針を長くしてもらえたらよかったかなと。カマスの方はバッチリと文字盤の端まで針が届いているので、できないことはないと思うんですがね。針の形状が異なるので、これ以上針を長くすると、ムーブメントのトルクで回せる重量を超えてしまうのでしょうかね。
まぁ、視認性に影響が出るほどの短さではないので、実用面で困る場面はありませんが・・・

オリエント マコ40 針短い
長針があと1mm長ければなぁ。

オリエント マコ40 ネイビー まとめ

試着した際にも思ったことですが、従来のマコシリーズ以上により広範囲の顧客層の心に刺さる腕時計に仕上がっています。小型化され使いやすいサイズ感、無骨さを抑えたジェンダーレスでミニマルなデザインは、男女問わず着用しやすく着用シーンも増えそうです。

今回プレゼントしてくれた妻も、彼女自身が使用することも視野に入れてこの腕時計を選んだとのこと。カップルの方はお二人で腕時計をシェアしたり、色違いをそろえてペアウォッチとして使うこともできそうです。

マコ40の価格は日本ではメーカー定価:48,400円(税込)、実勢価格なら3万円台で購入できてしまいます。海外の販売価格は、ちょっと日本より高いですが日本円換算で大体同じくらいの値段ですね。

スペックはこの価格では考えられないようなハイスペック。逆回転防止ベゼルを備え、防水性は20気圧防水、サファイアクリスタル風防。日常生活ではまず困ることはないでしょう。

しかし、2024年2月末時点でネイビーについては、残念ながら日本国内では発売されていません。アマゾンでは輸入品が販売されているのを確認しましたが、定価以上の価格でした。個人的にはプレ値で買わなくても良いとは思います。
もともと海外向けだったライラックが日本でも発売となったので、もしかしたら将来的にネイビーも日本でも発売となるかもしれませんね。


今後、日本で発売される日がくればよいのですが、その日が待てないという方は、海外旅行や海外出張に行かれる際にでもオリエントのお店を覗いてみてはいかがでしょうか。良い腕時計なので、お土産ついでにきっとそのまま連れて帰りたくなってしまうかもしれません。

オリエント マコ40 屋外

マコ40 スペック

駆動方式:機械式横径:39.9mm
キャリバー:F6722縦径:46.5mm
精度:日差+25秒~-15秒厚み:12.8mm
駆動時間:40時間以上重さ:165g
ケース材質:ステンレススチール耐磁:1種
ガラス材質(表):サファイアクリスタル  防水:日常生活用強化防水(20気圧)
ルミナスライト:ありその他特徴:自動巻(手巻付)、秒針停止装置付、22石、回転ベゼル(逆回転防止構造)
バンド材質:ステンレススチール(SUS316L)      中留:プッシュWロック三つ折式

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