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【検証レビュー】”洗っ時計”と普通の水 洗浄力を比べてみた

2023年10月22日

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洗っ時計 商品写真

突然ですが、皆さん、一日着用した下着や服は毎日洗ってますよね?
では、一日使った腕時計はどうでしょうか?

肌に直に接する腕時計の性質上、皮脂や汗などによって思っている以上に汚れは溜まっているものです。その汚れを長期間放置してしまうと、パーツのサビや劣化につながり故障の原因になってしまうことも。

衣服と違って頻繁に洗わずとも、定期的に汚れを落として大切な腕時計をサビや劣化から守りたいものです。

そんな日常的な腕時計の洗浄に便利なグッズが、今回ご紹介する”洗っ時計”
アルカリ電解水の力で腕時計の汚れを簡単に落とせる、貴金属用の洗浄水です。
腕時計愛好家の方には有名商品で、私もかれこれ2年ほど使っています。

でも、「ぶっちゃけ普通の水と何が違うの?水でも同じように洗えるのでは?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際、洗っ時計の中身の見た目は普通の水と変わりありません。

じゃあ、実際に洗浄力を比べてみようと思い、洗っ時計と飲用水で汚れの落ち方がどれほど違うか検証してみました。

これから洗っ時計を試してみようと思っている方や、すでにお使いの方で効果の程を確かめてみたい方のお役に立てれば幸いです。

”洗っ時計” とは

洗っ時計は株式会社ウェイタゴという大阪の企業が販売する、貴金属用の洗浄水
ネーミングから腕時計専門かと思いきや、アクセサリーなどにも使用可能です。


パッケージは正直オシャレさはありません。ちょっと古臭さすら感じる・・。

パッケージ上部のキャッチコピー「輝く腕元、みなぎる自信! 一流営業マンの利用者続出!」、これが少々昭和っぽさを感じるのは私だけでしょうか?フォントの使い方といい、こういう感じの広告って、昔よく週刊誌の後ろの方とかにあったような(笑)

特徴

特徴、というか効力そのものですが、アルカリ電解水である点が一番の特徴。

使い方は至ってシンプル。洗浄したい場所に直接スプレーもしくは布などに染み込ませて拭くと、アルカリ電解水が皮脂などの汚れを浮かし取りやすい状態にしてくれます。その浮いた汚れを軽く拭き取れば、簡単に汚れが落ちる優れものです。

洗剤などと異なり、洗浄成分が残ることもないので、すすぎ洗いや二度拭きなどの手間がかからないのも嬉しい点です。


腕時計だけでなく、金属製のネックレスや指輪などのアクセサリーにも使用可能。

100mlサイズのコンパクトサイズ。ただ、腕時計複数に頻繁に使うとすぐになくなってしまうので、個人的にはもっと大容量サイズも展開してくれたらなとは思います。

アルカリ電解水とは?

そもそも、アルカリ電解水とはなんでしょう?

アルカリ電解水とは、水をマイナス極で電気分解し、水分子(H2O)からプラスイオンのH⁺を切り離し、OH⁻が多く存在する状態にした強アルカリ性の水のことを指します。

通常の水の状態であれば、二つの腕に一つづつH⁺を持ったバランスの取れた状態です。しかし、アルカリ電解水はH⁺が一つ取り除かれているため、いわば片手が空いた状態。そのため、OH⁻分子はこの片手の空いたアンバランスな状態から元の安定した状態に戻ろうと、陽イオン(+)の物質を取り込もうとします。

皮脂や油の汚れは陽イオンを帯びた酸性の汚れです。
この汚れの陽イオンにアルカリ電解水が触れると、OH⁻分子は汚れの陽イオンと結合して安定状態に戻ります。これがアルカリ電解水が汚れを浮かし、取れやすくするメカニズムです。
油汚れ以外にも水垢などにも効果的なようです。

ちなみに汚れを落とすだけでなく、除菌もできます

他にもアルカリ性の洗浄液には重曹水やセスキなどもありますが、pH値はそれぞれ8〜9程度。一方のアルカリ電解水は、市販用のものでも11〜12.5程度。pH値が高いほど洗浄力も強くなるので、アルカリ電解水は皮脂などの汚れに非常に強いことがわかります。

アルカリ電解水には、電気分解に際して塩も使って分解したものもあります。こうした塩を使ったものは、逆にサビの原因などになってしまい腕時計には不向きなので避けた方が良いです。
また、安価なアルカリ電解水も販売されていますが、pH値の安定化が不十分だったりする場合もあるようなので注意が必要です。

使用できる材質、できない材質

使用できる材質は多岐に渡り、腕時計に使われる金属素材の大半に使うことができます。

ただし、使用できない材質や素材もあるのでご注意ください。アルミニウムが使えない材質に入っているので、ダイバーズウォッチの回転ベゼルでアルミ素材のものは、ベゼルには使用しない方が良いかもしれません。

【使用できる材質】
金、銀、プラチナ、カーボン、各色イオンプレート、カラーゴールド(イエロー、ピンク、ホワイトなど)、チタン、ステンレス、パラジウムメッキ、ロジウムメッキ、クロムメッキ

【使用できない材質】
アルミニウム、銅、真鍮、亜鉛合金メッキ、スズメッキ、スズ合金メッキ、ゲルマニウムなど

【使用できないもの】
宝石、天然石、真珠、貝殻、革、レンズ、ガラス(目立つ傷やひび割れがある場合)

【検証】 洗っ時計 VS 飲用水

今回はオリエントのカマスグリーンとティソのシースターで使用しました。

カマスは、ジュビリータイプのブレスレットで細かいコマに汚れが溜まりがち。対するシースターは、あまり頻繁には掃除がされていないものになります。

洗っ時計 カマス シースター


洗浄

写真の左のシースターには普通の飲用水を、右のカマスには洗っ時計をかけて違いをみてみます。
水はスプレー容器がな買ったので、小さなコップから直接ブレスレットにかけて検証。

水vs洗っ時計

表と裏、ともにかけていきます。
水の方はスプレーではないので調整が難しくビチャビチャになってしまいました。
ダイバーズだから防水性は問題ないのでこのまま続けます。


拭き取り

1分ほど上記の状態で待機し、浮き出た汚れを拭き取っていきます。

まずは水を使用してシースターから見てみます。
カマスに噴霧した洗っ時計以上にたくさんの水がかかったので、量が不十分ということはないですが・・


結果は拭ったティッシュには汚れは全くついていませんでした。少なくとも目視はできません。

最初に拭ったティッシュがあまりにびしょ濡れになってしまったので分かりにくかったので、再度別のティッシュで拭いましたが、それでも汚れは全く見えない状態です。


続いて、洗っ時計を使用したカマス。


ブレスレットのコマの形を形どったように、黒い汚れがびっしり取れました。

というか、拭き取る前から汚れがティッシュに流れ出ていました。

洗っ時計 カマス 拭き取り前

やっぱり洗っ時計の洗浄力はすごいですね。

ですが、ここまで見ただけでは「単にカマスは汚れていたけどシースターは汚れていなかっただけなのでは?」という疑念が晴れません。

そこで、水で洗浄を試みたシースターを改めて洗っ時計で洗浄してみました。


カマスと同様に洗っ時計をシースターのブレスレットに噴霧して1分待ちます。
1分ほど経ったらティッシュで水滴を拭います。

その結果、

洗っ時計 シースター 汚れ

水では全く取れなかった黒い汚れがこんなに取れました。
やはりアルカリ電解水、強し。

まとめ 

今までも洗っ時計は使っていて、その洗浄力はよくわかっていたつもりでしたが、何かと比較検証したことはありませんでした。
水でも多少は汚れが落ちると思ったんですが、全くダメでしたね。洗っ時計の完勝です。

予想以上にはっきりと違いが出て、改めてこの洗っ時計の洗浄力を確信できることとなりました。
今後も定期的に洗っ時計で汚れを落としていきたいと思います。

皆さんもぜひ洗っ時計で腕時計をキレイにしてみてください!

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