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【効果は?】 クリスタルガード・クロノアーマー 2年使用レビュー【デメリットは?】

2023年10月26日

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クリスタルガード・クロノアーマー レビュー

前回、私が腕時計のお手入れに重宝している”洗っ時計”のご紹介をしました。

今回は私が洗っ時計で掃除をした後、いつもお手入れの仕上げに使っている「クリスタルガード・クロノアーマー」(以下、クロノアーマー)のご紹介。

かれこれ2年ほど継続して使う愛用者として、メリット・デメリットや効果のほどを率直にレビューしたいと思います。

これからクロノアーマーを使ってみようと思っている方、使い始めたけど長期使用の効果を知りたい方のお役に立てれば幸いです。

1. ”クリスタルガード・クロノアーマー” とは?

クリスタルガード・クロノアーマー とは

「クリスタルガード・クロノアーマー」は、高級車用のコーティング剤から着想を得た腕時計用のコーティング剤兼クリーナー
腕時計のお手入れに使用することで、艶と輝きが増すコーティングとともに、汚れや傷を防止してくれます。

一番の特徴は、腕時計に塗布することで、鉛筆硬度9Hのミクロのクリスタルガラス皮膜を形成してコーティングする点。
公式HP曰く、「樹脂やオイルなどを一切含まないため、錆びたり、酸化して腕時計の素材を痛めたりすることもなく、ギラつかない艶と上品な輝きを実現します。」とのこと。

コーティングといっても、車の艶出しワックスのような揮発硬化タイプのコーティング剤ではなく、”反応硬化タイプ”。クロノアーマーが触れた面でのみ液剤が反応してクリスタルガラス皮膜を作るというもの。

反応硬化型のためムラなくコーティングができ、汚れや埃などの異物を上から塗り固める心配もありません。もちろん、パーツの隙間に詰まるようなこともありません。
樹脂や油も含んでいないので、酸化や劣化の恐れもなく安心して使えます。

コーティングの力もさることながら、クリーナーとしてのクオリティも非常に優秀です。
大きな利点は、クリーナー成分に界面活性剤を含まないところ。界面活性剤が含まれていないので、腕時計の防水性能や素材へダメージや劣化を与えません

”防水性能に影響を与えない”という点は重要なポイント。実は、石鹸や洗剤に含まれる界面活性剤は、腕時計の防水性に重要な役割を担うパッキンの劣化を引き起こす原因になってしまいます。その点、クロノアーマーは界面活性剤の弊害を気にせずお手入れに使え、神経質にならずに気軽に使えます。

また、腕時計の素材を選ばずに使えるので、ゴールドとステンレスなどの異素材のコンビ時計などにも気兼ねなくお使いいただけます。(防水加工なしの布や革は不可)

【クロノアーマー 概要】

  • クリスタルガラス皮膜で腕時計をコーティング
  • 皮膜は反応硬化によって生成されるので、ムラなくコーティング可能。
  • 艶出しとともにクリーナー成分で汚れも落とせる。
  • 界面活性剤を含まず、防水性や素材にノーダメージ
  • ステンレスやチタン、ゴールド、セラミック、カーボンなど、素材を選ばず使用可能(防水加工なしの布や革は不可)

クリスタルガラス皮膜とは?

まず、クリスタルガラスとは、高い透明度と光沢のある澄んだ美しさが特徴の高品質なガラスのこと。
クロノアーマーは、このクリスタルガラスの皮膜を反応硬化によって生成し、腕時計に澄んだ光沢を与えることができます。

光沢については、国家規格であるJIS規格(K 2396)のテストで光沢保持率100%が証明されたお墨付き。

JISの規格テストには細かい条件などが定められていますが、簡単に言うと、屋外での経年劣化を調べる試験(耐候性試験)を行い、クロノアーマーを塗った直後と試験終了後で同等の光沢を保ち続けたということ。

つまり、擦ったり削ったりしない限り、自然劣化はしないということです。

光沢保持率100%のクリスタルガラス皮膜で自然劣化のない輝き!

鉛筆硬度9Hってどのくらい硬いの?

クロノアーマーのクリスタルガラス皮膜の硬さは、鉛筆硬度9H
実際、どれくらい硬いのか素人にはわからないですよね?
また、引っ掻き硬度の指標だと、他にモース硬度などもありますが、どう違うのでしょう?

まず、鉛筆硬度はJIS規格で6B~9Hまでの17段階に定められた、塗膜に対する引っ掻き硬度のこと。実際に各硬度の鉛筆の芯でテストをし、硬度が高いほど引っ掻き傷に強いことを表します。そして、鉛筆硬度9Hとは17段階中で最強の硬度。

ただ、ガラスが鉛筆の芯より硬いのはなんとなく当たり前のような気もします。
そこで鉛筆硬度9Hがどの程度の硬さなのか、イメージしやすいように他の硬度指標とも比べてみました。

硬度で有名なものというと、鉱物の硬さの指標として使われるモース硬度があります。こちらも引っ掻き硬度を表す指標。
鉛筆硬度9Hは、このモース硬度だと4〜5程度のようです。

ちなみに、木工用の釘はモース硬度4.5、ガラスで5。腕時計の素材としてお馴染みのSUS316Lで6だそうです。

モース硬度身近なものの例
2.5人間の爪、象牙、琥珀
3.5銅製硬貨
4.5釘(木工用)
5ガラス
5.5ナイフの刃
6ステンレスSUS316L
7.5鋼鉄のやすり
10ダイヤモンド

数値からもわかる通り、いくら鉛筆硬度9Hの硬度であっても、例えば腕時計をナイフやヤスリなどで引っ掻けば当然傷はできます。

しかし、日常生活の中では思いもよらぬもので腕時計に傷がついてしまうもの。皆さんもいつ付けたかわからないような細かい傷を、ご自身の腕時計に発見したこともあるかと思います。

衣服との擦れ、鞄の中身の出し入れ時に金具と接触する、腕時計を机に置くなど、どの動作で傷がつくかは分かりません。こうした日常生活での思わぬダメージリスクが、クリスタルガラス皮膜によって低減され腕時計本体にダイレクトに作用しなくなるメリットは大きいと思います。
少なくとも、何もしないより、格段に傷のつくリスクを回避できるのは間違いありません。

  • 鉛筆硬度9Hは、JIS規格の引っ掻き硬度17段階のうち最高の硬度
  • モース硬度に換算すると4〜5
  • 日常生活に潜む傷を作るリスクを低減可能

2. クリスタルガード・クロノアーマーの使い方

では、実際に私が腕時計にクロノアーマーを塗布している様子をご説明します。
正直、説明というほどのこともなく、使い方は至ってシンプルです。

皮脂や汚れをきれいに落とす(洗っ時計使用)

まずは、腕時計に付いたホコリや皮脂汚れなどを洗っ時計で落とします。
これはもちろんクロノアーマーの公式に勧められているわけではありません。私が個人的に考えて、まずホコリや皮脂などの異物を取った方が、より皮膜が腕時計自体に満遍なく生成されるのではないかと思っているからです。

塗布する布にクロノアーマーを3〜4プッシュ

公式の使い方だと4〜5プッシュと書かれているのですが、正直ちょっと多いかなと思うので、私は3プッシュで使っています。塗布している最中に足りないなと思ったら、適宜1〜2プッシュして補っています。

ミクロの皮膜ができれば良いので、びちゃびちゃに腕時計表面を濡らすほどの分量は不要だと思います。

ボトルの底に固形成分が沈澱しているので、使用前によく振ってから使用しましょう。

クリスタルガード・クロノアーマー 使い方
公式は4〜5回プッシュを推奨。私は3プッシュほどで十分な気も。
クリスタルガード・クロノアーマー ボトル
底に白い固形物が沈澱するので、使用前によく振ってから使いましょう

満遍なく塗布

2の布で腕時計に満遍なくクロノアーマーを塗布していきます。

クリスタルガード・クロノアーマー お手入れ
腕時計全体に満遍なく塗っていく

乾いた布で拭き取る

クロノアーマーを塗り終えたら、乾いた布で拭き取って完了です。
皮膜は24時間ほどで完全に硬化して定着します。

クリスタルガード・クロノアーマー 仕上げ後
完了!

なかなか写真だと伝わりづらいのですが、左がクロノアーマーお手入れ前、右がお手入れ後。
光の当たり方もあるかもしれませんが、お手入れ後の方がケースやブレスレットの色合いが全体的に明るくなっています。

肉眼だとよりはっきりわかるのですが、なんというか”みずみずしい感じ”がするのです。透明感が上がり立体感も増したように感じます。
特にポリッシュ仕上げの部分は、”みずみずしさ”の上がり方が大きいように感じます。

ここはご注意を!

  • 使用前にボトルをよく振って固形分を液体とよく混ぜて使用してください。
  • クロノアーマーを塗布する際、力は要りません。力を入れると布についているホコリなどで、無用の傷を着けてしまう可能性があります。

疑問にお答え

クロノアーマーをまだ使ったことがない方が疑問に思いそうな点に、私なりに回答したいと思います。
(私自身が使い始める前に疑問に思ったことでもあります)

塗る頻度は?重ね塗りOK?

重ね塗り、全然OKです。メーカーも推奨しています。
繰り返しクロノアーマーを塗布することで、ミクロのクリスタルガラス皮膜が平滑化され強化されていきます。

かといって、元々ミクロレベルの皮膜ですので、重ね塗りをしていくうちに目に見えて皮膜が厚くなることはないですし、下品にギラつくということもありません。徐々に徐々に品のある光沢感が増していく、そんな印象です。

クリスタルガード・クロノアーマーの落とし方はある?

公式HP曰く、アルカリ性の洗剤で拭くことで除去は可能とのこと。
ただし、洗剤によって腕時計の素材に影響を与える可能性があるのでおすすめはしていないようです。

洗っ時計と併用してOK?

私は併用して使って2年ほど経ちますが、全く問題はありません。
クロノアーマー塗布前の汚れ落としを目的に、まず洗っ時計できれいにしています。

ただ、メーカーHPで”アルカリ性”の洗剤で落とせると記載があるのを見つけてしまいました。

洗っ時計は強アルカリ性のアルカリ電解水。もしかしたら、私は洗っ時計で腕時計を洗浄するたびに、前回塗布したクロノアーマーを除去してしまっていたかもしれません・・・

重ね塗りしてるつもりで実は毎回リセットしてしまっていたのかもしれないので、しばらくクロノアーマーだけでお手入れして様子を見たいと思います。

安全性は?肌荒れなどはしない?

まずご心配は不要かと思います。
クロノアーマーは米国環境局EPAが認定する安全性試験をクリアしていて、液剤に直接手で触れても安全であることが証明されているとのこと。

あくまで私自身の経験ですが、液剤が触れる指先や、施工後の腕時計と触れる腕の肌で異変や違和感を感じたことは一度もありません。

3. 実際効果はあるの?

断言できます、効果はあります。
私自身、半信半疑で使い始めましたが、最初の使用で腕時計にみずみずしい光沢が生まれたことに感動して、現在に至るまで2年以上使い続けています。

「2. 使い方」内で実際のビフォーアフターの写真を載せた通り、腕時計全体が明るくなるような光沢感を実感できます。
ただ、手持ちの腕時計には過去に何度もクロノアーマーを使用しており、全くの未使用状態との比較とはならなかったかもしれません。

そこで、お手入れとは無縁な状態で使っていたハサミとマネークリップで、その効果のほどをお見せしたいと思います。

クロノアーマーの施工方法は上記の腕時計と同じですが、クロノアーマー単体のクリーナーとしての実力も試したかったので、クロノアーマー以外は何もしていません。もちろん洗っ時計での予洗いもしていません。

では、ご覧ください。


いかがでしょうか?
腕時計以上に平面的な部分が多いハサミの刃とマネークリップなので、その効果がより際立ちました。

ハサミの刃はけっこう汚れもありましたが、クロノアーマーできれいに取り除くことができました。ポリッシュ仕上げのない、筋目加工のような表面ですが、銀色の金属色が明るくなり輝きも増しています。

マネークリップはシンプルな鏡面仕上げなので、より効果がわかりやすく見て取れます。
汚れが取れたとともに、無数の小さな小傷が目立たなくなったのがお分かりになるかと思います。たった一回でこの効果です。
何回も繰り返し塗布することでクリスタルガラス皮膜を強くしていけば、さらに傷も目立たなくなり鏡面の輝きが増していくのではないでしょうか。

4. まとめ

クリスタルガード・クロノアーマーは、「腕時計の汚れを落とすクリーナー」兼「クリスタルガラス皮膜により光沢を艶を与えるコーティング剤」の一石二鳥の優れもの。
しかも、使用方法が簡単なので、素人が施工をしても再現性高く効果を発揮しやすいのもありがたい点。どんなに効果がある代物でも、使用に難しい技術が必要だったり、失敗すると取り返しがつかない場合はなかなか手を出しづらいですからね。

百聞は一見に如かずなので、ご使用を検討されている方はぜひご自身の手で使っていただき、その効果を実感していただければと思います。
きっと使って後悔することはないと思いますよ!

【クリスタルガード・クロノアーマー まとめ】

  • 鉛筆硬度9Hのクリスタルガラス皮膜で腕時計をコーティングし傷から守る
  • 皮膜は反応硬化によって生成され、ムラなくコーティング可能
  • 重ね塗りで皮膜は平滑化、強化される
  • みずみずしい光沢感が生まれ、上品なツヤが増す
  • 小傷も目立たなくなる
  • 艶出しとともにクリーナー成分で汚れも落とせる。
  • 界面活性剤を含まず、防水性や素材にノーダメージ
  • 米国環境局EPAにより安全性が証明されており、手にも優しい
  • ステンレスやチタン、ゴールド、セラミック、カーボンなど、素材を選ばず使用可能(防水加工なしの布や革は不可)

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