
Ref: T120.210.21.051.00
「本格的なダイバーズウォッチが欲しいけど、手首が細くて似合わない…」
「ゴツい時計は重たいし、ファッションに合わせづらい…」
「でも、ファッション性だけでなくしっかりとした実用性も兼ね備えた時計がいい」
そんな悩みを持っている女性や、コンパクトな時計が好きな男性に、ぜひ注目してほしいのが
TISSOT(ティソ)の「 シースター 1000 36MM 」。
このモデルには男女問わず使いやすい“ちょうどいい”ポイントが詰まっています。
私の妻がこのシースター 1000 36MMを持っていて、その使い勝手の良さとデザイン性から非常に気に入って2年ほどヘビーユースしています。
男性の私から見ても非常に魅力的な腕時計、TISSOT「 シースター 1000 36MM 」をご紹介したいと思います。
小さくてもスペックは本気! シースター 1000 36MM 基本スペック
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シースター 1000 36MM の基本的なスペックは以下の通り。
項目 | 詳細 |
---|---|
ケースサイズ | 幅:36mm、厚み:9.67mm、ラグ:18mm ラグからラグ:約43mm(公表値なく筆者の実測) |
重量 | 114g |
ケース素材 | 316L ステンレススチールケース ※ゴールド部分はイエローゴールドPVDコーティング |
ベゼル | ミネラルガラス製逆回転防止ベゼル |
風防 | 傷防止加工両面無反射コーティングサファイアクリスタルガラス |
防水性能 | 30気圧防水(300 m/1000 ft) |
ムーブメント | スイス製クオーツ |
ブレスレット | ステンレス or ラバー |
「小さくてもスペックは本気」
これがシースター 1000 36MMの魅力です。
- 300m防水:日常生活はもちろん、スキューバダイビングまでOK
- 逆回転防止ベゼル:しっかり120クリック。回し心地は固すぎず、軽すぎず。クリック音も心地よい。
- ねじ込み式リューズ:水の侵入をしっかり防止
- 蓄光インデックス&針:スーパールミノバを使用
実用性に妥協はありません。
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なお、ブレスレットもステンレス、ラバーが用意されており、ブレスレット単体での購入も可能です。
私の妻もPVDコーティングのイエローゴールドのコンビの新商品が出た際、その組み合わせにグッときたようで、ブレスレットだけ購入して今では付け替えて楽しんでいます。


引用:https://www.tissotwatches.com
着けて実感、女性も男性も楽しめる”ちょうどいい”サイズ感
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明らかに女性をターゲットにした腕時計は、ともすると可愛らしいフェミニンな雰囲気やエレガントなデザインに傾倒したものが多いですが、女性でも”カッコいい”腕時計を求める層も一定数いらっしゃるのではないでしょうか?
私の妻がまさにそのタイプで、明らかに女性っぽいデザインの腕時計が苦手なようです。
かといって、一般的なダイバーズウォッチはツール感のが強くゴツすぎ、サイズも40mmオーバーが多いので彼女の手首サイズに合うものが非常に限られる。
そんな中で選んだ シースター 1000 36MM のサイズ感は女性の手首にも自然になじみます。
上の写真は妻の着用写真ですが、手首周り約14cm。
しっくりきているのではないでしょうか。
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ちなみに、こちらは私の着用写真。
実際に装着してみると「おっ、意外とちょうどいいな」と感じました。
決して地味な時計ではないので、約16.5cmの私の手首であれば小さすぎる感じもせず、しっかり存在感も感じられます。
オーソドックスなダイバーズウォッチのデザイン意匠ですが、小振りなサイズ感とどこか丸みを感じるデザインによりゴツさが軽減され、サラッと着用できそうです。
腕の細めの男性であれば違和感なく使用できるのではないでしょうか。
男性が着用すると、このコンパクトさによってどこか上品で知的な雰囲気を醸し出せるかもしれません。

シースター 1000 36MM 外観
それでは、シースター 1000 36MM の外観をつぶさに見ていきたいと思います。
まずはダイアル。
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ラッカー仕上げのダイアルは艶やかに光を反射し、高級感ばっちり。
ペンシル型の長針、短針はクォーツとは思えないほど太く、ダイアルいっぱいに伸びており長さも十分です。
針がダイアルの端に届いていないとどこか間の抜けた表情になりがちですが、そんな懸念はこのダイアルを見た瞬間に払拭されるでしょう。
私はシースターシリーズの中でも、この36mmが一番好きな顔立ちです。
同じシースターでも当モデルよりもダイアル径の大きい40mm、43mm、46mmなどありますが、他のサイズはインデックスの大きさがダイアルに対して小さく、ちょっとのっぺりした印象を受けてしまうのです。
その点、36mmはインデックスの小ささをあまり感じず、一番バランスが整っていると感じています。
また、デイト窓が6時位置にあるのは私的には◎。
シンメトリーなデザインがダイアルの端正な顔立ちを際立たせます。
続いてバックル。
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バックルはダブルロック機能が付いており、不意にバックルが外れて腕時計が落下するようなリスクもなく安心して使えますね。
仕上げは正直これといって特色もなく、”普通”。
ですが、必要十分なクオリティは持ち合わせており不便さを感じることもありません。
微調整可能な穴も3つあり、自分の手首のサイズに合わせやすい仕様になっています。
非常に良心的な価格設定なので、バックルにまで仕上げの美しさなどを求めるのは酷ってもんでしょう。
ケース側面はこんな感じです。
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ケース側面は筋目加工されツール感を感じますね。
そして、薄い!
回転ベゼル込みで9.67mm。
シャツなどの袖口に干渉することもなく使いやすいこと間違いなし。
それでいて300m防水。頼もしい限りです。
裏蓋にはタツノオトシゴとSEASTARの文字が。
可愛らしいですね。
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ただ、なんでヒトデ(Seastar)でなくてタツノオトシゴなんだろう・・・?
これならSeahorseじゃないか・・・?
ブレスレットは「インターチェンジャブル機能」を採用。
工具なしに他のブレスレットやラバーベルトへの着せ替えも簡単に楽しめちゃいます。
センターリンクのポリッシュも素晴らしい仕上げで、キラッキラと光を反射します。
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風防のサファイアクリスタルはクリアランス高し。
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フラットな風防ですが、わずかにベゼルより高く作られています。段差部分の縁は削られているのでぶつけたりした際の欠け防止に一役買いそうです。
斜めから見るとこんな感じです。
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このリューズガードからラグにかけての曲線、とても美しくないですか?
正統派なダイバーズでありながら、無骨さをあまり感じさせないのはこの曲線美からかもしれません。
女性的と言えばそうなのですが、決して可憐さや繊細さを想起させるものではなく、女性スポーツ選手の鍛え上げられた筋肉のようなイメージ。男性選手のそれとは異なる、力強さの中にしなやかさを併せ持つ感じというか・・
わかりにくいかもですが、少しでも伝われば幸いです・・(笑)
また、ついでと言ってはなんですが、似たようなサイズの ロンジン レジェンドダイバー 36mm と、Tudor ブラックベイ54 (37mm径)と見比べてみました。
奇しくも3モデルともダイバーズウォッチですね。
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右:ブラックベイ54との比較
いずれも男女問わず使えるサイズ感の腕時計ですが、やはり見比べると シースター 1000 36MM のデザインは他の2つと比べ女性的なデザインですね。
TISSOTの信頼感と驚きのコストパフォーマンス
TISSOTは1853年創業のスイスの老舗時計ブランド。今はオメガやロンジンなどと同じくSwatchグループに所属し、エントリー価格帯のモデルを多数取り揃えるブランドです。
ただし、価格が安いからと言って決して安かろう悪かろうではありません。
長年の腕時計作りの歴史と確かな技術を持ち合わせたブランドで、価格からは考えられないような良作や意欲作を多数輩出しています。
過去に私もレビューしたPRXはその好例でしょう。
Tissot PRX レビュー記事
2025年5月現在の シースター 1000 36MMの定価は¥62,700〜¥69,300(税込)。
カラーによって多少価格差はあるものの、6万円台でこれだけのスペック・デザイン・仕上がりを実現しているのは、企業努力の賜物だと思います。
ちなみに、今回ご紹介のT120.210.21.051.00は¥64,900(税込)、T120.210.22.051.00は¥69,300(税込)です。


右のT120.210.22.051.00は¥69,300(税込)。
引用:https://www.tissotwatches.com
まとめ|小さくても頼れる“ちょうどいい”1本
TISSOT シースター 1000 36MM は、「小さめ」+「高性能」+「高コスパ」 の三拍子がそろった本格ダイバーズウォッチ。
デザインもゴツさは控えめ、かといって地味で物足りなということもない、都会的で洗練されたデザインが普段使いにもピッタリです。
シースター 1000 36MMをオススメできるのは以下のような方々ではないかなと思います。
こんな方へオススメ
- 細身の手首に似合うダイバーズを探している方
- エントリーモデルのクォリティの良い時計をお探しの方
- ゴツすぎないユニセックスな時計が欲しい方
- 本格スペックと日常使いのバランスを求める方
- パートナーとのシェアウォッチをお探しの方
男女問わず「ちょっといい時計が欲しい」と思っているすべての人に、間違いなくおすすめできる1本です。
今回ご紹介した色以外にも。ネイビーやブラック、ホワイトなどカラーバリエーションも豊富なので、ご自身へはもちろん、パートナーへのプレゼントとしてもぜひ一度手に取ってその品質を確かめてみてもください。

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