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Tudor Black Bay One 36 S&G 購入レビュー |上品さと実用性を兼ね備えた大人の一本!

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Black Bay One 36 S&G
Black Bay One 36 S&G
Ref: m79643-0001

腕時計を購入しました。
今回は自分にではなく、妻へのプレゼントとして。
実は婚約指輪の代わりです。

”婚約指輪は普段使いしなさそうだから、いつも身につけられる腕時計が良い”という妻の意見で、婚約指輪を買っていなかった我が家。
結婚からはだいぶ時間経ってしまいましたが、ようやく妻の気に入った腕時計が見つかり、満を持して購入することになりました。

最終的に選んだ腕時計は Tudor の” Black Bay One 36 S&G "。

ステンレススチールとゴールドのコンビネーションで実用性の中に華やかさも兼ね備えた一本です。

「 Black Bay =ダイバーズ、ツールウォッチ」というイメージを覆す、ドレッシーで洗練されたこのモデルをレビューしていきたいと思います。

Black Bay One 36 S&G 開封

それでは開封していきたいと思います。
まずは外箱。

Black Bay One 36 S&G 箱


装飾はなく、中央には赤いブランドロゴと白字の社名。
シンプルながらコントラストの強い配色で力強さを感じます。

中にはファブリック製の黒い内箱。触りはしっとりした感じ触り心地は良いです。
こちらも外箱同様、ブランドロゴのみがあしらわれた至ってシンプルなデザイン。

では、いざ、開封です。

Black Bay One 36 S&G 開封

毎度、開封した瞬間のワクワク感はたまりませんね。
中身がなんだかわかっているし、購入店でも試着したり手に取ってはいるけれど、自宅の完全プライベートな空間で、初めて腕時計を手に取るこの瞬間に、”あぁ、自分のものだ”という実感が湧く感じがします。(今回は妻のですが。)

Black Bay One 36 S&G 外観・デザイン

ダイアル

Black Bay One 36 S&G ダイアル

ダイアルはブラック。
ブラック&ゴールドの組み合わせは文句なしにカッコいい。

ブラックベイのツールウォッチとしてのDNAを受け継ぎながらも、ゴールドが使われることで一気に華やかさが増し、ラグジュアリー感もグッとアップ。上品で洗練された雰囲気をまとった腕時計になっています。

歪みなくポリッシュされたイエローゴールドのベゼルは、キラキラと光を反射し、その品質の良さを無言で訴えかけてきます。

一方、ベゼルとは対照的に、ダイアルはマットなブラック。
ケース前面がサテン仕上げとも相まって光の反射を抑え、落ち着いた印象を与えてくれます。

ゴールドというと、少し派手かなと敬遠される方もいるかもしれませんが、
この時計には、決して下品な輝きはなく、さりげない高級感を演出してくれます。

ラグジュアリーな雰囲気もありつつ、ツールウォッチとしての実用性的なタフネスも感じるので、職場などで使用しても悪目立ちはしないでしょう。

インデックスは12時は三角形、3・6・9時にはバー、それ以外はドット。
インデックス自体のサイズも大きく、視認性は抜群で、さっと時間を確認した時にも、時刻が見えにくいなんてことはないはずです。
スーパールミノバも塗布されているので、暗闇でも時刻を確認することができます。

ノンデイト仕様なので、ダイアル全体が非常にスッキリしており、シンメトリーで統一感が高いデザインになっています。

チューダーの象徴とも言えるスノーフレーク針(時針)は、高い視認性とともにブランドの個性をさりげなく主張。
腕時計好きな人が見れば、パッと見てチューダーであるとわかります。

ブレスレット

Black Bay One 36 S&G ブレスレット
美しい5連リンクブレスレット。


ブレスレットは5連リンクブレスレット
中3列がポリッシュ、外側2列はサテン仕上げで仕上げ方法が使い分けられ、高級感があります。
このタイプのブレスレットは、チューダーのお兄さんブランド ロレックスのジュビリーブレスレットが有名ですが、弟も負けず劣らず素晴らしいブレスレットを提供していると思います。

腕のカーブにしなやかにフィットし、気持ちが良いですね。
腕時計の付け心地って、日常使いするのに非常に重要なポイント。
つけていて気持ちの良いブレスレットって大正義です。

ポリッシュのセンターリンク3列のうち、真ん中はステンレススチール、左右二列がゴールドになっています。
なお、このブレスレットのゴールドリンクは、スチール製の芯に厚さ0.2 mmのイエローゴールドキャップが施されたものです。
無垢のゴールドを使うと値段も跳ね上がりますから、見た目のクオリティは下げずにコストを抑えてもらえるのは庶民としてはありがたい。

Black Bay One 36 S&G バックル

クラスプは中央がポリッシュ仕上げ、左右サイドはサテン仕上げ。
留め具のロゴはイエローゴールド製。ステンレススチールをバックにゴールドのロゴが映えますな。

ロックはダブルロック式です。
不意に落としたりすることも防げて、安心感高い作りです。

Black Bay One 36 S&G T-fitクラスプ
“T-fit”アジャスティングシステム


チューダー独自の“T-fit”アジャスティングシステムも備えています。
工具不要で、素手だけで最大8㎜の長さを5段階で調整可能です。
私の手持ちのBlack Bay 54もこの機能が付いていますが、体調や気温などで日々微妙に変化する手首の太さに応じて調整できるのは、本当に便利で重宝する機能です。

調整方法はいたってシンプル。
クラスプに繋がる12時側のコマを軽く持ち上げると、クラスプ内でコマがスライド。
スライドさせたコマを、5段階のうち最適な位置で止め、持ち上げていたコマを元に戻せば完了です。

クラスプはきれいにポリッシュされ、ブランド名とジュネーブの文字が刻まれています。

ケースサイド

Black Bay One 36 S&G ケースサイド

ケースサイドはポリッシュ仕上げ。
よく磨き込まれていて歪みなく、非常に美しいですね。

チューダーローズがあしらわれたリューズは、ねじ込み式。
これもあり防水性は100メートルと、日常使いには申し分ない防水性となっています。
材質は、0.1 mmのイエローゴールドキャップで覆われたスチール製です。

Black Bay One 36 S&G サイド形状

ケースサイドは緩やかに曲線を描く丸みを帯びた形状。
同じBlack Bayシリーズでも、54はスパッと切り取ったような直線的なケースサイド。
この Black Bay One 36 S&G の曲線美が、どこか上品な印象を感じさせる理由かもしれません。

Black Bay 54 のケースサイドは丸みはなく直線的。
Black Bay One 36 S&G フラット

また、風防はフラットのサファイヤクリスタル。
ドーム型のBlack Bay 54とはこの点も異なります。

なお、ケースの厚みは10.5mm。
この薄さならば服の袖に干渉することもなく使いやすいですね。


Black Bay One 36 S&G 着用イメージ

Black Bay One 36 S&G 着用 妻

手首周り約14cmの妻の着用した写真が上記。
36mm径のケースデザインは男女ともに使用できる汎用性の高いサイズです。

腕の細い女性にとっては少々大きく感じるかもしれません。
でも、個人的には、腕の細い女性が少し大きめの腕時計を着用すると、ちょっとクールな印象になる気がします。
”カワイイ”を追いかけていない感じというか。

さらに、ブランドがツールウォッチに定評のあるチューダーとなると尚更。


妻もカワイイものよりカッコいいものが好きで、だいぶ男っぽい性格。
服装もスカートは滅多にはかず、Tシャツにデニムパンツなどシンプルな服装がほとんどです。

そんな彼女がブラック&ゴールドのチューダーを選んだのは、側から見ると納得がいきました。
目鼻立ちもハッキリした顔なので、腕時計の迫力にも負けておらず、よく似合っていると思っています。



逆に、私は肌の色味や見た目の雰囲気的にイエローゴールドが絶望的に似合わないので、ちょっと妻が羨ましい。

ちなみに、約16.5cmの私が着用するとこんな感じです。

Black Bay One 36 S&G 着用 男

サイズ感はいいですね。
もし私がゴールドが似合うのであれば、この腕時計を少し緩めにサラッと着けてみたかったな。

まとめ|華やかでありつつ普段使いにしやすいデザイン

Tudor Black Bay One 36 S&Gは、「実用的だけど高級感」「シンプルだけど個性的」といった相反する魅力を両立した完成度の高い腕時計だなと思います。

ツールウォッチのバックボーンはしっかりと継承し、防水性も100mあり急な雨でもへっちゃら。
COSC認定の正確なムーブメントは、70時間のパワーリザーブ。
大きめなインデックスにはスーパールミノバが塗布され、昼夜問わず視認性もばっちり。

デイリーウォッチに申し分ないスペックを有しています。

その一方で、滑らかな曲線美をたたえたケース形状や、煌びやかな5列リンクブレスレットでシックな高級感も併せ持つ。
さらに、イエローゴールドが使われた本作は、華やかさとラグジュアリー感は一層にアップ。

かといって、決して華美になりすぎず、品よくまとまった佇まいは、まさにデイリーウォッチとして理想的な選択肢と言えるのではないでしょうか。

兄弟ブランドであるロレックスのデイトジャストに似ていますが、Black Bay One の方が少しスポーツウォッチ、ツールウォッチに寄っており、より一層様々なシーンで使いやすいのではないかと思います。

ダイバーズやGMTなど、タフなツールウォッチのイメージが強いBlack Bay シリーズ。
その中で他モデルとは少々異なり、エレガントな美意識を注入された Black Bay One は、オンオフ問わず使える最高の相棒になってくれること間違いなしです。

デイリーユースに耐えうる高い実用性能を有しつつ、オシャレなレストランでの食事のようなシーンでも違和感なく溶け込める。
そんな万能なデイリーウォッチをお探しの方に、ぜひ一度 Black Bay One 36 S&G を手に取って見てもらえらば幸いです。

m79643-0001


【Black Bay One 36 S&G スペック】

項目詳細
ケース径36mm
ラグ:ラグの幅19 mm
ケースの厚さ:10.5 mm
ケース素材ステンレススチール&イエローゴールド
ベゼル固定式、イエローゴールド
ムーブメント自社製キャリバー MT5400(COSC認定)
パワーリザーブ約70時間
防水性能100m
ブレスレットスチール&イエローゴールド(サテン+ポリッシュ仕上げ)
最初のセンターリンクはスチール製またはイエローゴールド製。
そのほかのセンターリンクは、スチール製の芯に厚さ0.2 mmのイエローゴールドキャップを施している。
チューダー独自の“T-fit”セーフティキャッチ付きフォールディングクラスプ。キャッチのロゴはイエローゴールド製

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